第3章 ポアロ
ポアロに着きドアを開けるとカランコロンとベルが鳴る。
『すみませーん……。オーナーさんは居ますか?』
するとカウンターに見た事のある顔が、驚いた顔でこちらを見ていた。
安「 紫乃さん!来てくれたんですね!!」
『あ、安室さん………』
『…………あ、オーナーさんはいらっしゃいますか?』
安「今は買い物に行っていますよ。
……………もしかして新しく入る方って、 紫乃さんですか?」
『そうなんです。それで挨拶に……。』
オーナーが話してくれていたみたいだ。
先程、買い物に行ったらしく
まだ時間が掛かるらしい。
『じゃあ、日を改めて………』
そう言い後ろを振り返ると同時にカランコロンとドアを開けた音が鳴る。
コ「あれれぇー? 紫乃お姉さんだ。
どうしたの?」
『コナン君!』
『ここで働く事になって、、
コナン君とオーナーさんに挨拶に来たの!』
コ「そうだったんだ!
良かったね!!
沖矢さんには話してるの?」
『うん!
沖矢さんが連絡してくれたの!!』
コ「そうだったんだ!
紫乃さんの姿があったから来てみたんだ!!
あ、やべ………。元太たち待たせてるから行かないと……!
またね!!
紫乃さん、安室さん!」
そう言い、またドアの鐘が鳴る。
安「 紫乃さん。」
低い声色で名前を呼ばれビクッと体が揺れた。
振り返ると不機嫌な顔をする安室さんが、こちらを睨んでいた。
『はい………』
安「何故、沖矢と一緒に住んでいるんですか?」
『………住む場所が無くて一緒に住もうと提案されました。
コナン君も了承したし断る理由も無いので……。』
安「そうですか。」