【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第5章 新たな出会い※
『一杯付き合いませんか?』
今日と全く一緒の台詞。
悟に伝えていた、お酒を一緒に嗜める人が好みとは、この時に出来た願望だ。
「そう言った七海さんが、とてもセクシーに見えました。」
仁美はそう言って、七海に笑った。
昔から今でも、仁美にとって七海は、素敵な大人の男性だ。
「…買い被りすぎじゃ無いですか?私は気持ちが無くても、安い誘いにも乗る男ですよ。」
七海の言葉に、仁美はクスッと笑った。
その位砕けている方が、よっぽど愛着が持てる。
そんな大した事無い七海の言葉で、好きになれそうと思うのと同じで、安い誘いで七海も同じ気持ちになれたなら、最初の入口なんて、なんでもいいじゃ無いか。
運命的な出会いだと思わなければ、人を愛せない訳じゃ無い。
だからどうか、避けないで欲しい。
仁美はグッと体を起こして、七海の顔にゆっくり近付いた。
これで彼が避けるのなら、無駄な事はやめよう。
彼が仁美を止めない事が分かって、仁美は目を瞑って彼の唇にキスをした。
仁美が唇を開いて、舌を入れようとした時に、七海の舌が先に仁美の口内に入って来た。
それが七海が受け入れた行為だと分かったので、仁美は薄っすら目を開けて、彼の顔を見た。
彼の手が、仁美の顔を包んで、ベットに横に寝かせた。
間接照明に照らされて、逆光で見る彼の体は、本当に綺麗で、仁美は目を細める。
七海の手が仁美の服にかかると、彼が脱がせやすい様に仁美は少し体を起こした。
どんどん脱がされていく服を、ベットの下に落としていく。