【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第3章 五条悟とは※
「昇格の推薦を七海さんにお願いしたいので、しばらく七海さんに判定同行をお願いします。」
仁美の言葉に、夜蛾と悟は少しの驚きを見せた。
夜蛾が悟をチラッと見た。
悟は隣にいる仁美を、何か考えながら見下ろしている。
悟の目線に気が付いているが、あくまで仁美は悟を見なかった。
「……何で七海なんだ?」
「七海さんに憧れています。
彼の様な呪術師になりたいからです。」
夜蛾の質問に仁美は、用意していた答えを淡々と話す。
悟は先日の特級との戦いを目にして、その上での同席者の名乗り出だった。
対して、七海と仁美は何の接点も無い。
夜蛾は悟の様子を伺っている様だった。
何度か悟の顔を確認している。
「…ソレに…五条さんは嫌です。」
中々判断が出来ない夜蛾に、仁美は言った。
「何でだ?」
「セクハラしてきそうだからです。」
「…イメージの誇張だ。」
仁美はそう言った悟をチラッと見て、彼の手元に目線をやった。
仁美を撫でたい悟の手が、ウズウズしているのが分かる。
「……………。」
仁美はジトッとした目でその手元を見ていた。
夜蛾はそんな2人を見て、ため息を吐いた。
「……こちらで検討して、後日連絡する。」
仁美は夜蛾に一礼すると、部屋を出て行く。
その後を追って、悟も部屋を出てきた。
「ねぇ。」
あくまで悟を無視する仁美に、悟は声をかけた。
やはり簡単に、仁美を見逃してくれなさそうだ。
これ以上悟を刺激してもいい事は無さそうなので、仁美は仕方なく振り返り悟を見た。