【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第3章 五条悟とは※
悟と出会い、次に起こった出来事は、仁美の1級への昇格の打診だった。
その為、推薦を貰えるか、1級以上の呪術師に、しばらく同行しろと言う事だった。
その同行者が、悟だったのだ。
(…何て言うバカップル…。)
仁美は完全な公私混同に頭を押させる。
それを喜んでいた、過去の自分にもガッガリする。
不思議な顔をしている傑に、仁美は次に起こる出来事を話した。
話を聞いて、傑は口元に手を置いた。
「ソレはまた、悟が出てきそうだね。」
どうだろう。
今日あんな事があったし、また名乗り出るだろうか。
それでも、この回帰は悟を避ける事が出来なくなっている。
出会いから逃れようとすら出来ないのだから、確かに今回も悟が出てきそうだ。
「…それならまた、悟が出てきても、私に近づかない無い様にする。」
仁美は決心した様に傑を見た。
「…どうやって?」
傑は少し面白そうに、仁美を見て笑った。
「高専より先に、私から学長に推薦のお願いに行く。
それで、同行者を七海さんにして貰う様にお願いする。」
「へぇ…何で七海?」
仁美がグッと拳を握って、力説すると、傑は七海である事に、仁美に疑問も投げた。
「ソレは勿論、真実の相手候補も兼ねて。」
予想通りの仁美の答えに、傑は目を瞑って、何とか笑顔だけは崩さなかった。
「…七海はいい奴だけど、真実の相手にしたら、難易度は高くない?」
仁美には無理じゃ無いかと言うことを、優しくオブラートに包んで傑は言った。
「ああ言う人に、好きな人が出来たら、凄く大切にしてくれそうじゃない。」