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【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第18章 百鬼夜行








新宿の空から地上までを埋め尽くしていく魑魅魍魎。

強弱大丈の様々な呪霊が我先にと新宿の街を進行していく。

まさに百鬼夜行ー。

薄暗い新宿はビルの光こそあれど、一般人は避難を終了している。

その場に居るのは大量の呪霊と呪術師と呪詛師だけ。

「建物、インフラの破壊は可能な限り避けろ。
逃げ遅れた一般人が居る可能性もある、見つけ次第避難させろ。」

戦闘体勢に入っている呪術師達に夜蛾の指示が飛び交う。

ただ呪霊を祓えばいいだけでは無い。

どれだけ一般人の日常生活を守り切るのかが、呪術師達の使命だ。


そんな緊張感を高めている呪術師の中で、悟だけが何かを考えている様に目の前の呪霊に集中していない。

「聞いているのか?悟。」

「1人面倒くさそうなやつがいるな…。」

見上げた目線の先のビルの屋上。

同じ様な警戒態勢で呪詛師が連なっている。

悟が指しているのはその中の1人。

「成程、アノ包帯カ。」

同じ様に悟を見ながらミゲルは言った。

彼の役目は一つだけ。

傑が必要な時間を稼ぐ事。

五条悟を相手に。

「ノラリクラリ夏油ノ仕事ガ終ワルマデ遊ビマショ。」

悟相手でもソレが可能である様な雰囲気。

(この戦い、楽ではないな…。)

悟はミゲルを見ながらそう思った。

ミゲル相手にしての呪霊の祓い。

確かに楽な仕事では無いが、それらが敗因になる程でも無かった。

そして、傑の理解し難い思考。

いや理解しているからこそおかしかった。

戦闘が長引けば一般人に被害が出るかもしれない。

しかし、傑が願うほどの非術師の駆逐が出来るのだろうか。

何かがおかしかった。

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