【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第15章 真実の相手③※
「ゔっ…ゔう……は…っあ…。」
鳴き声と喘ぎ声が混ざっているその声が余計に直哉を昂らせた。
「はぁ…可愛いな仁美…。」
やっと邪魔な悟が居なくなって、仁美がソレを理解している。
悟を思い悲しんで泣いている顔さえ、全て愛おしくて何度もキスを繰り返す。
「もう俺しかおれへんもんな。」
さぁ今度こそ縋る愛を間違えるな。
お前が掴む腕は俺だけや。
「…うう…っ直哉さん…頭がおかしくなりそう…。」
悟の言葉が繰り返し頭に響いて涙を出させる。
悔しくて悲しくて。
結局悟に愛されていないと分かっていても何度も愛した自分が1番惨めに思えた。
馬鹿みたいだ。
これが自分が望んでいた事なのに結局は傷付いている。
「早よ忘れろ、アレはほんまに人を愛せる人間やない。」
直哉の唇が胸から下半身に移動していく。
その唇の感触を感じながら仁美は目を瞑った。
何も知らないくせに…。
でも結局私も悟の何も知らなかった。
『悟が口だけで、本当に君を愛していなかった。』
傑もそんな事言ってたな。
『五条君とは呪術師として意外では、あまり深く関わるな。』
皆んな何も知らないくせに。
悟の周りの人間は彼が人を愛するなんて信じない。
『僕恋人には絶対優しいよ!怒鳴ったりも絶対しないし、喧嘩もしない!』
『だから、僕と付き合おう!』
「はっ…ああっ…やぁ…。」
直哉の舌がクリトリスを舐め上げて中を確かめる様に指を入れると、思考がそこで止まった。
心がついていかないのに、体は勝手に直哉の愛撫に反応する。
心と頭が真っ二つに分かれた様だ。
グッと直哉の髪を掴んで快楽を逸らすけど、たいした効果は無くて体が疼きに震えている。