【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第14章 真実の相手②※
腕を引っ張って倒れそうになるのを手を付いて何とか体制を保った。
このまま倒れたら怪我だらけの体で受け止められないだろうに。
気を使ってコッチがヒヤヒヤした。
「……母屋来て嫌な思いせーへんかったか?」
直哉の意外な気遣いの言葉に仁美は目を見開いた。
「うん…別に…。」
多少冷たくされても、直哉の現状を作ったのだからあの位の対応は何とも無かった。
直哉の言葉を聞いて彼が仁美に気を遣ってくれていた事が分かった。
仁美が目を伏せたのを見て直哉が仁美の頭を掴んで自分に寄せる。
キスをしたくても動かせるのが自分の腕しかない事に焦ったさを感じる。
直哉の腕の力に抗わないで、仁美はそのまま直哉の唇に触れた。
口の中が相変わらず血の味がする。
痛いだろうに直哉の舌が自分の口の中に入ってきて、仁美は目を瞑った。
ちゅっちゅっと舌が絡まる音がして痺れる頭で薄っすら目を開けて直哉を見た。
荒い息と紅潮すら直哉の顔を見て、彼が欲情しているのがよく分かる。
チラッと直哉の下半身を見てもまだ大きくなったままだ。
「……全然治れへんやんけど。」
スルッと直哉の手が自分のモノを触りながら仁美に言った。
「……………。」
仁美は眉間に皺を寄せて顔を赤くしながら直哉を見た。
大人しく寝ていた方がいいはずだ。
それが分かっていても直哉は自分のモノを触りながら仁美にキスを繰り返す。
そんな光景を見せられるとこっちまで変な気分になりそうだ。
「…仁美触って…。」
吐息に混じり直哉の声が聞こえると、仁美は直哉の下半身に手を伸ばした。