【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第14章 真実の相手②※
「…飲ませてあげようか?」
なかなか起きれない直哉を見て仁美は言った。
直哉の口の中に薬を入れると自分の口の中に水を含んだ。
ゆっくりと直哉の口に近付くと口の中の水を直哉に移していく。
何回か繰り返して直哉が薬を飲み終わるのを確認すると体を起こしてまた直哉を見下ろした。
「……傷見てもいい?」
「…薬塗り過ぎんといてな…。」
ベタベタし過ぎてかなえへん。
「でも鎮痛剤入りだからいっぱい塗れば治り早いかもよ…。」
「…俺几帳面なんやで。」
そうで無くても仁美は大雑把過ぎる。
仁美は納得いかない顔で直哉の服を脱がせる。
服を剥ぐたびに、痛々しい傷が見えてきて目を逸らしたくなった。
仁美は特にひどい部分に薬を塗っていく。
上半身は塗れて下半身を見ると、袴の上からでも直哉のモノが立っているのが分かった。
「………………。」
流石に下を脱がせるのに躊躇する。
「どないした?もう終わり?」
直哉が悪戯っぽく笑って言った。
恥ずかしげも無く直哉が言うので、気にしているこっちが馬鹿馬鹿しくなった。
仁美はスッスッと袴を脱がせる。
彼の生理現象が気にならない位、目に入って来たのは痛々しい痣だった。
「……骨とか折れて無いの?」
「そんな下手はせえへんさ。」
仁美は特にひどい太ももの傷に薬を塗った。
しみるのかたまに直哉の足がピクッと動いたが、そのまま全ての痣に薬を塗る事は出来た。
ふぅ…。
一息付いて次は脱がせた服を着させなければならない。
だいぶ鎮痛剤が効いてきて先程よりは体が動かせそうだ。
直哉は先程より上がる様になった手を仁美に伸ばした。