【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第14章 真実の相手②※
「そう言うたってあんた俺が何人目の男なん?」
直哉の言葉に仁美は首を傾げる。
「……4人目?」
「はっ、ビッチやん。」
直哉は馬鹿にした様に仁美に言った。
回帰してまだ5ヶ月だろう。
「……それ位必死なのよ。」
明らかに仁美の顔がムッとしている。
「……後、何人相手にするつもりなん?」
生きる為にまるで娼婦の様に男に縋る。
そこまでして生きたいのかね…。
直哉の態度に仁美はため息を吐いた。
「……馬鹿ね…。」
仁美はゆっくり屈んで直哉の頬にキスをした。
「直哉さんが最後よ…。」
解呪しても出来なくてもこれ以上増える事は無い。
もう真実の愛に希望を持つのは2度と無いだろう。
ちゅっと頬にキスをして、そのまま直哉の唇にも軽くキスをする。
今日は何処に触れても痛みがあるだろう。
軽く触れるだけのキスに直哉は目を細めた。
「……薬塗ろうか?」
「後、痛み止め飲むさかい…水…。」
今日は熱も出そうだ。
どうやら手当てさせてくれる位には機嫌が治ったようだ。
仁美は持って来たペットボトルを出すと、薬箱の中から痛み止めを探した。
「……2個って書いてるけど、4個位飲む?」
沢山飲んだら効くだろうか。
「……用量は守れや…。」
殺す気か。
意識が無い時は絶対に仁美に看病させるのはやめよう。
直哉は心にしっかりと決めた。
「寝たまま口に水入れんといてや、溺れるさかい。」
「分かってるよ。」
怖くていちいち仁美に指示してしまう。
起き上がろうとするが体が痛んでなかなか起きれない。