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【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第14章 真実の相手②※


「ああ、よく言われる、すごく呆れた顔されるけど大丈夫。」

仁美はスッと着物の襟から手を入れて、ワイシャツの上から直哉の体を触った。

「皆んな最後はソコがいいって喜ぶから。」

そう言うと仁美は直哉にキスをして口の中の傷を確かめる様に舐めた。

傷に触れると直哉の肩がピクッと反応した。

「……痛いわ……急にスイッチ入ってどないした?」

直哉はちゃっちゃっと着物を脱がせていく仁美を見ながら呆れた様に言った。

「ん?ひねくれ者は好物なの。」

世界一面倒くさいひねくれ者の悟が可愛いく思うのだ。

同じ匂いのする直哉を同じ様に可愛く思っただけだ。

ちゅっちゅっと何度も直哉にキスをして唇を離すと彼を見下ろして催促する。

「直哉さん早く帯解いて。」

自分じゃ脱げない着物がもどかしい。

直哉は息を吐く様に笑うと、仁美に誘われる様に起き上がる。

「…女物は着付けも脱ぎ方も覚えんでええ。」

丁寧に帯を解いていくと着物が崩れていき仁美の肌が見えてくる。

「全部俺がやるさかい。」

この光景が見られるのは自分だけだ。

今はそれだけでいい。



ーー

ーーー

ーーーー



「………………。」

目が覚めて直哉は隣に仁美が居ないことに気が付いた。

着付けの練習にでも行ったと言うのだろうか。

仁美の行動に直哉はため息を吐いた。

(アレはあかん、大人しゅうしとく女やない。)

本当に人形のまま笑って側に居るならまだ愛せただろうに。

たいした術式も無く取り柄はあの顔と体と五条悟の寵愛だろうか。

(悟くんはなんであんな女にあないに執着しとるんや?)
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