【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第13章 真実の相手※
「……愛してる……。」
ぎゅっと悟の首に腕を巻いてそう囁いた仁美に悟は全ての欲望を仁美の中に放った。
「…っ…あ………くっ………はぁ………はぁ……。」
仁美の中で悟が何度も跳ねるのを感じながら、2人で抱き合って熱が冷めるのを待った。
「はぁ…はぁ…… 仁美…焦らす時間も囁くタイミングも完璧……。」
おかげでとても気持ちよく射精が出来た。
悟は何度もキスを繰り返しながら仁美に愛を囁く。
だから何度も意地悪されても仁美に同じ様に求める。
仁美が応えてくれた時の情事の余韻はまた格別だ。
「仁美、朝1番で東京に帰ろうね。」
新幹線より僕が移動した方が全然早い。
仁美には負担が強くてもしかして気を失っちゃうかもしれないけど、1秒でも早く直哉から引き離したいからそれが1番だ。
「……悟…。」
何度もキスをしてくる悟の唇を仁美の手が抑えた。
「…私は京都に残るよ?」
「………………。」
悟はそう言った仁美に目を顰めると、大きなため息を吐いた。
やっぱりハニートラップか……。
相変わらず、衝動的に大きくなる悟の感情を抑えるのに仁美は体を張る。
「……大丈夫でしょ?悟…。」
仁美はそっと悟の顔に触れるとニコッと笑った。
「私が直哉さんを愛しても、来世ではまた会えるんでしょ?」
回帰をすれば魂の無い仁美の死体は手に入る。
仁美が直哉を愛せばやっとその魂の縛りで一緒になれる未来が出来る。
やっぱり仁美は強かで強欲だ。
初めから全てを手に入れるつもりの様だ。
僕は解呪したらすぐに連れて帰るつもりだが、仁美はそんな気はないらしい。