【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第13章 真実の相手※
仁美は腕を伸ばすと悟のワイシャツに手を掛けた。
「… 仁美。」
悟がその仁美の手を掴んで、顔をグッと寄せてきた。
「僕に抱かれた後に、直哉くんを愛せるの?」
そう苦しそうな顔をしながら言う悟は、やはり仁美の為に我慢しているのだと分かった。
仁美は目を細めて、悟の手を払うと彼のボタンを1つ1つ外していった。
…そんな事、抱かれなくても同じだ。
彼を悟以上に愛せるかなんて無理だと分かってる。
でも、20年間探していた答えがやっと見つかったんだ。
探していた答えが、真実の愛は何なのかやっと分かる。
悟のワイシャツのボタンを全て外すとそのままワイシャツを脱がせた。
現れた引き締まった肉体に仁美は簡単に気持ちを昂揚させる。
悟の綺麗な顔も体も全部好きだ。
スッと彼の胸に手を置くとなぞる様に手を下に動かした。
自分のベルトに手を掛ける仁美を見て、悟の顔がグッと歪んだ。
仁美の手で下半身を解放されたら絶対に我慢出来ないのに、既に止める手は出ない。
仁美の顔を掴んでキスを繰り返す。
悟のキスを受けながら仁美は器用に悟のベルトを外した。
ズボンが下がり下着にハッキリと悟のモノが浮き出ているのを確認すると、仁美はスッと手を伸ばした。
「…っ。」
下着の上から形をなぞる様に触れると、悟の肩がビクッと跳ねた。
「…… 仁美……僕は…。」
こんなに何度も現実を見せられているのに、君の真実の相手は僕だと。
今だにそう思っている。
そして仁美が流す涙も同じ気持ちに思えてしょうがない。