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【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第13章 真実の相手※



……宥めている訳では無さそうだ…。

仁美の笑いながら泣いている顔を見てそう思った。

この仁美に抱き締めてキスをしたら、彼女を直哉の所に送り出す事を了承する様で出来なかった。

悟はグッと目を顰めた。

「…… 仁美…到底受け入れられそうに無い…。」

これから仁美が直哉を愛して彼が仁美の真実の相手になる。

「仁美…僕は……。」  

スッと悟が仁美を抱き締めた。



君が直哉の所に行くと言うなら。

「出来る限りの妨害をするよ。」

仁美が回帰を回避出来る様に、それ以上は容認しない。

悟の六眼が仁美を捉えるとゆっくり近付いてきてキスをした。

「っ……んっ……。」

彼の六眼に見つめながらキスをされると、目を閉じれなかった。

ちゅっちゅっと唇を合わせる音が耳に届くと、顔を歪ませている仁美を抱き上げる。

別に仁美の返事は要らなかった。

仁美が何を言おうと、その気持ちを変えるつもりは無い。

「っはっ…悟…。」

唇が離れると、仁美は漏れる様な声で悟の名前を呼んだ。

見下ろしている仁美の顔は困惑しているが、悟を諭す様な事はしなかった。

その代わりにぎゅっと目を顰めて自分から悟にキスをする。

「くちゅ…ちゅ…くちゅっ…はっ、ちゅっ…」

息継ぎに唇を少し離しただけで、すぐに悟の唇が塞いでくる。

だんだん仁美を抱いている悟の腕に力が入り、彼の顔も歪んできた。

「…はぁ… 仁美…僕の事愛してる?…」

「っん…っ」

そう聞かれても仁美が答える前に悟は再び唇を塞ぐ。

キスを続けながら悟はベットに仁美を組み敷いた。
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