• テキストサイズ

【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第12章 迷走ランデブー※


責任感の強い歌姫は、悟から仁美をガードしてくれる。

…本当に。

今世で彼女に会えてよかった。

涙を流したら、今世では諦めている事を悟にバレてしまう。

仁美は何とか耐えた。










今回の交流会1日目はチーム戦だった。

東京校、京都校角チームに砦があり。

相手の砦を制圧したら100点、その他放たれている呪霊を祓えば階級により点数が貰える。

東京校の砦を守るのは憂太に決まった。

……勿論、京都校は一斉に憂太を狙うだろう。

その構図に楽巌寺の思惑が見え隠れする。

仁美はハラハラと開始の合図を見ていたが、悟はニヤけてたまま姿勢を崩しながら面白そうに見ている。

東京校の生徒達も特段、憂太を気にするそぶりは無く壮大な森の中に入って行く。

ポツンと残った憂太は不安そうに周りを見ていた。

1番早く憂太に辿り着いたのは東堂だ。

彼の性格からして『みんな』で憂太を襲う事はしないだろう。

むしろ後に続く京都校の生徒を牽制している様だ。

しばらく東堂の様子を伺っていた生徒達も気が付けば。

「あっ。」

画面を見て仁美は思わず声が出てしまった。

出てきちゃった折本里香ー。

結果は東京校の圧勝である。

憂太に向かって来た京都校の生徒達が一瞬で折本里香にやられた。

楽巌寺の顔が一瞬険しくなったのを仁美は見て見ぬふりをした。

「はは、腕だけなのに凄いね〜。」

全貌が現れていないのに圧勝。

それに面白そうに手を叩く悟に、部屋の温度差がまた上昇した。

京都校の生徒はほぼ全員戦闘不能。

2日あった交流会は1日で終わった。
/ 360ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp