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【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第12章 迷走ランデブー※


「……完璧に憑かれてますね…。」

「人を呪霊みたいに言わな〜い。」

久しぶりに会った仁美の後ろにはピッタリと悟がくっ付いている。

七海は目を顰めてその光景を見ていた。

心なしか仁美の顔がげっそりした様に見えるが、その状況への諦めの表情もよく分かる。

「七海さん…ちょっといいですか?」

仁美は七海の腕を術式の模様がある方の手で触った。

ウニョっと模様が動いて、七海の眉間に皺がよる。

やっぱり、七海には反応した様だ。

コレまで模様が反応してのは、悟と七海だけだ。

悟は七海も反応したのが面白く無さそうだった。

きっと傑に触っても反応するだろうと仁美は思った。

その差は術式の解呪方法と関係があるとは思うが、まだ理由は分からない。

「…もう一度、呪詛師に会ったらどうですか?」

「…はい、そうします。
京都校との交流会が終わったら…。」

「また、ケルンに泊まろうね。」

悟は仁美の頬にキスをしながら言った。

もう仁美も七海もそれには突っ込まなかった。

「…悟…重たい。」

どんどん抱きついてきて、体を押し付ける悟に仁美は目を細めて横目で言った。

そろそろ悟の外れたネジを締め直さないといけなさそうだ。

私生活に支障が出て面倒くさい。






「悟…、私は残り少ない時間を無駄にしたく無いの…。」

「うん、僕も。」

ぎゅうっと仁美に抱きついてきて、悟はソファに座っている仁美を抱き締める。

外では憂太達が元気に訓練している。

会議室に居ないで、彼らの所に行くべきだ。

交流会を前に、彼らのモチベーションも上がっている。
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