【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第12章 迷走ランデブー※
自分はイかないで、悟だけをイかせようとしていたがソコはまぁ誤差の範囲だ。
悟は肩で息をしながら、仁美をぎゅうぅっと抱き締めてきた。
「……下なのにイかせるって凄いね…。」
コレを育てたのが自分なら仁美は優秀な生徒だ。
悟はしばらく仁美にキスを繰り返して、幸せそうに抱き締める。
「コレが毎日なら幸せだ…。」
悟のその呟きに、仁美はふっと笑った。
それは悟…現実にならない妄想だ。
仁美は悟の顔を抑えて、グッと体を離した。
「……それが悟の希望?」
笑った顔で目を細めながら仁美は悟に聞いた。
「今世をずっと過ごして回帰の時に側に居てくれる?」
絶対に呪わずに。
「………出来るよ…。」
そう言った悟は自信が無さそうだ。
回帰すると分かっていても、その瞬間の事を何処か避けている。
「…………なら、しょうがないね…。」
仁美は目を伏せて悟の顔に触れた。
「真実の相手が見つかった時に、寂しくならないでね?悟。」
見つからないし…。
でもそう言い切ったら、今度こそ仁美は怒りそうだ。
見つけるし…。
その時には可哀想だけど、この好き勝手やってくれたツケは払ってね。
「…… 仁美…僕の事愛してる?」
悟はジッと仁美を顔を見て、彼女の手の甲にキスをしながら聞いた。
「…もちろん愛してるよ。」
その質問なら、嘘では無いから悟に気付かれる事はないだろう。
『逃げようとしてる?』
それだけは悟に質問されてはダメだ。
仁美は笑顔の奥に隠している悟への警戒を見せない様に。
悟の唇にキスをする。
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