【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第11章 自暴自棄※
「くちゅ…ちゅ、ちゅっ…はっ…ん…ちゅっ…。」
何度も何度もキスをされて舌を絡める。
突き付けてくる傑の動きで、仁美は堪らず傑にしがみ付いた。
「はっ…ああっ傑…またイっちゃう…。」
もう限界だ。
仁美は傑の背中に爪を突き立てた。
「…ああ…私ももうっ………はっ……あ…ぁ…出るっ…。」
傑の動きがより一層大きくなって、ぎゅっと仁美を抱きしめる。
「あっ…仁美…出すよっ。」
傑のモノが自分の中で何度も跳ねるのを感じて。
仁美はビクビクと快楽が断続的に身体中に走るのを感じた。
………凄く気持ちよかった。
耳元で、傑の荒い息がくすぐったい位に当たってくる。
傑が小さな声で仁美に呟いた言葉を聞いて。
仁美は高揚の中、ゆっくり目を閉じた。
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「……で?どうだったの?」
何でそんなに平然としているのだろう。
仁美はまだ、頭を上げる事すら出来ないのに。
勿論一回で終わる訳が無く、何度も抱き合った後に。
傑は腕の中でぐったりしている仁美に声をかけた。
「………今話さないとダメ?」
タフな傑と違って、仁美は今にも気を失いそうだと言うのに。
仁美の言葉を聞いて、傑は目を伏せた。
「…仁美…、私達には時間が無い…。」
そう呟いた傑の言葉に、仁美は夢から醒めて現実に引き戻された気分だった。
この腕の中の時間は永遠では無いのだ。