第11章 自暴自棄※

「… 仁美…顔見せてよ…。」

傑はシーツに隠れていない仁美の耳をペロッと舐めて囁いた。

ビクビクッと仁美の中が痙攣して、仁美は軽くイった様だ。

「あっ…はぁ…傑…今絶対だらしない顔してる…。」

仁美は余計に顔にシーツを押し付けて、傑に言った。

体はあんなに平気で見せるのに、気持ち良い顔は見せてくれないらしい。

シーツに隠れている仁美を、そのままぎゅっと抱きしめた。

「ははっ、仁美可愛い。」

傑がゆっくり腰を動かすと、シーツに埋もれた仁美の声が微かに聞こえる。

仁美の奥をトントン突く度に、仁美の中はぎゅうっと傑のモノを締め付ける。

「…ふっ…んん……はぁ……。」

「はぁ、はぁ… 仁美の中気持ちいいよ……ずっとイきっぱなしで、私のモノに吸い付いてくる…。」

首筋に耳にキスをする傑の荒い息に、脳が痺れる様だった。

「あっ… 仁美、すぐに出ちゃいそうなんだ…キスさせて。」

確かに大きく擦れている傑のモノが、中でビクビクと震えているのが分かる。

どんどん固くなっていく傑のモノに、彼が感じているのが伝わった。

傑が気持ち良くなっている顔が見たい…。

仁美は少しだけシーツをずらして、チラッと傑を見た。

快楽に顔を歪ませて、切なそうに息を吐きながら目を細めて仁美を見ている傑が目に入る。

「ああ…出てきた…。」

傑と目が合うと彼が笑うので、その顔に仁美の中が痙攣した。

「…ふ…んん…傑ぅ……。」

せっかく出てきた仁美の顔に傑はすぐにキスをする。