【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第10章 今世の約束※
アレ?僕って付き合った事あったっけ?
自分で言って思った。
無いんじゃないか?僕。
そりゃあ、喧嘩もしないわ。
だけど仁美なら平気。
仁美が望む彼氏になって。
仁美の為だけに生きていける。
今日会ったばかりなのにおかしいだろうか。
だけど誓えるんだよ。
健やかなる時も病める時も一生側にいるってやつ。
後はこの目の前の可愛い仁美にうん、と言ってもらうだけだ。
「だから、僕と付き合おう!」
グイッと悟の顔が仁美の目の前に来た。
うん、と言ってくれ。
言ってくれないなら、この高層マンションから飛び降りる。
無傷だろうけど。
「…私も…。」
仁美の目がうるっとして、幸せを噛み締める様に仁美の目が細くなった。
「五条さんと付き合いたいです。」
口元に両手を置いたまま、またポロポロ涙を流して仁美は顔を真っ赤にして言った。
大丈夫、同じくらい自分も赤い。
仁美が可愛すぎて、抱き締めたいのを我慢して、ソファをグッと力一杯握ったら、ソファが吹っ飛んだ。
「っ!ひっ!」
ボンッと大きな音に、仁美の体がビクッと跳ねた。
マズイマズイ、仁美を怖がらせてしまった。
どうやらこの感情のまま仁美を抱き締めたら、仁美がソファの二の舞になる様だ。
「……古いソファだから、壊れちゃった…。」