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【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第9章 五条先生と副担任※


悟が来ただけで、ゴミはすぐに風に飛ばされる様に、逃げていく。

両手が塞がっているドリンクを、仁美に渡す。

「可哀想に、痛く無かった?」

悟は仁美の腕を摩りなが、心配そうに仁美に言った。

「ちょっと触られただけだから大丈夫だよ。」

心配そうに何度も摩る悟に、仁美は苦笑いしながら言った。

「……………。」

拭いているんだよ。

汚らわしい手垢が消える様に。

ああ、駄目だ苛々してきた。

早く帰って、仁美をお風呂に入れなきゃ。

でも、仁美はこの映画を一緒に観るのを楽しみにしていた。

「………仁美、僕ポップコーンも食べたくなったから、先に席に行ってて?」

仁美は笑って入場口に入って行く。

悟は仁美を笑って見送って………。

すぐに何処か分からない山に飛んでいく。

両手には、ちゃんとゴミを回収して。

映画館に居たのに、いきなり山奥の…。

廃棄物のゴミ収集場に自分達が居る事に驚いて声が出ない様だ。

「…非術師だと言う事に感謝しろよ。僕は優しいから。」

そう笑って見下ろす悟に、恐怖しか無い。

その内人が来て、保護されるだろう。

ゴミを在るべき所に片付けられてスッキリした。

悟は気分が晴れて、映画館に戻った。

「…少し混んでた?」

思ったより遅かった悟に、仁美は不思議そうに聞いた。

悟は笑顔で仁美の隣に座った。

「ゴミ箱からゴミが溢れてて、気になって片付けてた。」

勿論、手はちゃんと消毒済みだ。

「流石、五条先生だね。」

褒める様に撫でてくれる仁美の手に、悟は目を瞑った。

後は帰って、仁美の体を丹念に洗うだけだ。



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