【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第1章 五条悟から逃れたい※
「…仁美、私もイきそうだ…。」
傑の声に目を開けると、紅潮した顔が切なそうに仁美を見下ろしている。
その恍惚に当てられる様に、仁美は傑の顔に手を伸ばした。
仁美の手に誘われる様に、傑は体を倒すと、仁美にキスをして、その体をぎゅっと抱き締める。
傑の体の動きが止まると、中で傑のモノがビクビクと痙攣しているのが分かった。
それでもグッと押し付けて、傑の熱い息が口の中に入ってきた。
「…仁美…。」
傑が果てた事を知ると、仁美はそっと傑の背中に腕を回した。
傑の腕は、仁美の頭を抱き締める。
しばらくそうして、お互いの熱が冷めるまで、体に触れ合っていた。
情事が終わっても、傑は体を起こさずに、仁美の横で寝ていた。
仁美は向かい合って傑を見ると、仁美に気が付いた傑がニコッと笑った。
悟もカッコいいが、負けない位傑も素敵だ。
「…百鬼夜行、いつ起きるか知ってるんだろ?」
傑は目を細めて、仁美に言った。
仁美は目を逸らさずに、傑の顔を見たまま頷いた。
その後、どうなるかまでは、生きていたので知っている。
「…聞きたい事ある?」
「…何も…。」
仁美はそう言うと、傑は目を瞑って言った。
仁美は直接傑の死を見た訳では無かった。
あの時新宿に居た仁美は、高専でのやり取りは後から聞いたモノだった。
聞かれても何も答えられないだろう。
仁美はそっと目を閉じた。
明日は五条悟に会える。
今度こそ、この馬鹿みたいな回帰を終わらせるんだ。
仁美は拳をぎゅっと握った。