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【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】

第7章 異国の一夜※


「貴方には残念だけど、今世は回帰する事も、貴方に殺される事も無いわ。」

仁美は体を起こして、悟の胸を押した。

少し悟との距離が空くと、悟の顔を見て言った。

「術式が反応した相手は、乙骨憂太よ。」

「!?」

ニッコリ笑った仁美に、悟は目を顰めた。

「真実の相手が今世では分かっているの。
私は、回避を解呪する。」

仁美はそう言うと、悟の膝の間にあった足をスッと抜いた。

「……まともな大人として、それは見過ごせないだろう。」

誰がまともだ。

機嫌が悪そうに言う悟を、仁美は目を伏せて横目で見た。

「純愛だって、真実の愛じゃない。」

悟は不敵に笑う仁美に、ハッと乾いた笑みを漏らした。

「……君の真実の相手には、他にも真実の相手がいる様だが?」

仁美はシーツをグッと握った。

まだ、悟は憂太こそが折本里香を呪ったと言う事を知らないはずだ。

百鬼夜行の後に、折本里香と憂太は解呪出来ている。

(…あの2人に入る隙間があるのだろうか…。)

悔しいが、無理だと決めつけながら見てくる悟の意見の方が正しい。

「貴方は、私に回帰して欲しいの?して欲しく無いの?」

「…… 仁美の相手が、僕じゃ無いのが、納得出来ない。」

誰かと真実の愛を確かめ合う仁美なんて、見たくも無い。

何を聞いても、言う事を聞かない悟に、仁美はため息を吐いた。

「……じゃあ、またお願い聞いてくれる?」

仁美はそう言うと、悟に見せつける様に足を立たせて、太ももを曝け出した。

「……はっ……。」

悟は、あらわになった仁美の太ももに、手を滑らせた。
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