引き留められたらトリップしてた/第5人格 ※R18
第9章 【8】芸術を愛するもの(画家)※R18.羞恥プレイ
【数日後】
廊下から騒がしい音が聞こえ、バタバタとそれは近づいてきた
「もう…誰~?騒がしくしてるのは…
またウィルだな~!!!」
ドアに近づき、「うるさい!」と怒鳴ろうと思い開けようとした時、
いきなりドアが開いて私の部屋へと入ってきた。
画家『!!!!アレキサンダーが!!!!
いなく…って…何してるんだ…お前…』
「い、、いまエドガーさんにドアで殴られました…💢」
画家『なにぼぉっとドアの前に突っ立っているんだ…?
あっ、それよりも協力してくれ!!!!
アレキサンダーが居ないんだ!』
「えっ!?どうして!?」
画家『分からない…
昨日の夜、一緒に寝たのは覚えていて…
朝起きたら居なかったんだ…』
涙目になり、顔を背けるエドガーに
少々母性本能がくすぐられるが、大変なことになった…
「喧嘩でもしたの、、?」
画家『すっ、する訳ないだろう!……猫相手に……』
「とりあえず、みんなで協力して探しましょう!
私は他の人に応援を頼んできますから!!」
そうふりかえって走り出した時、彼はいきなり私の手を掴み、
止めた。その力は、しっかりと男の子であると感じられる力の強さだった。
「ど、どうしたんですか?」
画家『ダメだ……、、僕の事をみんな、心配して
一緒にペットを探してなんてくれないよ…。
僕はいつもみんなを傷つけてばかりいるし、友達もいない。
協力なんてしてくれないから無駄だ』
「…、大丈夫。
エドガーさんは確かに口は悪いけど、嫌われてなんかないし
みんな協力してくれるよ。」
画家『…口は悪い…』
???『そうだぜ!!!』
エドガーが、ドアの外へと、声がした方へ振り返ると、
騒ぎを聞き付けた子達が集まってきていた。
オフェンス『困った時はお互い様だろ!』
医師『そうよ。泣かないで、一緒に探しましょう!』
庭師『エマも協力するなの!』
画家『…!!』
彼は少し涙ぐんだ目元を擦り、みんなと外へと探しに出かけた。
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