引き留められたらトリップしてた/第5人格 ※R18
第7章 【6】後遺症 (傭兵)※R18 微グロ表現 愛され
【その夜】
私は寝る前に水を飲もうと、また荘園のキッチンに向かっていた。
1つの部屋に近づいた時、
なにかの声が聞こえた。
「……ナワーブの部屋」
中から微かではあるが、ぐすっ…やズッ……といった
音が聞こえる……
夜の荘園は静かだから…
ドアノブに手をかけた時、鍵がかかっていなかったらしく、
簡単に回り、ドアが開いた。
「……!…お邪魔します…」
小声で、気配を消してゆっくりゆっくりと、
彼がいる部屋まで進んだ。
傭兵『ひぐっ……ぅッ…うぅ……』
彼は座って、ベッドに上半を伏せたまま、シーツを握りしめている。
「ナワーブ…」
傭兵『……!!!?…なんでここに…』
涙目で私を見る彼は、幼い少年のような顔をしていた。
可愛い……
「後遺症……?」
傭兵『あぁ、……表まで聞こえてたか??』
「うん、ごめんね勝手に入ってきて」
傭兵『いや、いいんだ…』
彼が落ち着くまで、背中をさすってあげた。
落ち着いたあと、2人でベッドに座った。
傭兵『こんなところ見せて悪かった。もう大丈夫だ。』
「……ねぇナワーブ、」
傭兵『……?』
「たまには弱音を吐いていいんだからね…
いつでも愚痴聞くし、苦しい思いも全部私にはなs」
いきなり彼は座っている私をベッドへ押し、
彼も私の顔の横に顔を埋めた。
傭兵『俺……怖いんだ……
また大切な仲間を失うのが嫌なんだよ!!!!!』
「私も嫌だよ、ナワーブがいなくなるのは」
傭兵『それ以上に俺以外の人が居なくなるのは嫌なんだ……!』
いつものカッコいい姿は、無く
まるで泣きじゃくる子供のようだ。
傭兵『…なら、、、お前をもっと感じさせてくれ…!!!
目の前で死なれた罰だ…』
彼は私の服をめくりあげ、胸に顔を埋めた。
ナワーブは胸の上に吸い付き、キスマークをつけた。
傭兵『はは…俺…最低だ』
「ナワーブが安心するなら、大丈夫だよ」
傭兵『……死んだのに……心臓の音がするんだな…
ちゃんと身体が機能してる…』
「不思議でしょ」
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