引き留められたらトリップしてた/第5人格 ※R18
第4章 【4】僕の玩具(探鉱者)※R18あり、少グロ、Sプレイあり
あれから、普段通り毎日何もしない訳には行かないので、
試合にはまだ出ないが、荘園の清掃やお手伝いをすることにした。
目はいつの間にかまた赤色に戻り、ハンターのような鋭さはないが、鮮やかで綺麗な血色をした色に安定した。
「(きっとこの目の色が、
ハンターと、サバイバーの中間であることを、
示しているのだな、、、)」
今は、庭先で落ち葉の掃除をしている。
にしても、、、、
「落ち葉が多いよー!!!!!!」
全く片付かない。
『ヘア!!』
ミニリッパーは、1枚拾っては誇らしく私に見せつけ、またもう1枚と頑張って拾ってくれてはいるが、流石に遅すぎて終わるまでには至らない。
「こういう時に、役に立つ能力があったら、サバイバー側も悪くないんだろうなぁ、、、」
???「ねぇ。君。手伝ってあげようか」
謎の人物に後ろから話しかけられた。
振り向くと……
すぐ後ろに立っていた。
「うわっ、」
い、、いつの間に?さっきは声が遠かったのに?
後ろには、探鉱者、ノートンキャンベルが立っていた。
探鉱者『ごめん、驚かせたね。僕の磁石が役に立つと思って。』
手を差し出して、起こしてくれながら彼は言った。
「手伝ってくれるなんて嬉しいです!
ぜひよろしくお願いします!」
探鉱者『まあ、見てて、』
彼は遠くの地面に磁石を置いて、そこにもうひとつの同じ極の磁石で
ジリジリと近づけた瞬間、落ち葉たちが私の方へ動き始めた。
「(そっか、同じ極だと合わないように反発するから、その力を使って落ち葉を端から集めてきてくれてるんだ、)」
なんて頭がいいのだろうか。
『ありがとうございます、キャンベルさん。
これで仕事が捗ります!』
探鉱者「早く終わりそうでよかったよ。……あ、あと、」
彼は笑みの表情のまま、私の方へ来て、
中央の噴水に寄りかかってしまうくらい、
ジリジリと彼はいきなり近寄り、私の耳に語りかけた。
探鉱者『あんた、、狙われてるんでしょ。
”俺と”都合のいい関係になれると思うんだ』
一瞬見えた彼の横顔は笑顔は消え去り、私を下に、
冷たい表情で語りかけた。
▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁▁