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2度目の人生は鉄華団 三日月
第2章 新しい道
「彼を信じてはダメだ」
目を真っ赤にして病院のベットに寝ていた父は大きく咳き込んだ。
「あの個体物質が目当てだったんだ…すまない。すまない」
目から血の涙を流して何度も謝っていた。
「あれはもう破壊した。こんな事がわかっていたらお前を嫁がせる事はなかったのに…」
この時は理解できなかった。
マクギリスが結婚してくれた理由が父の研究が目当てだった事を…
父の体を不自由にしたのはマクギリスだった。
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