• テキストサイズ

銀魂 短編集

第16章 土方 居場所



「こいつのことを
誰から聞いたんだ?」

「……人間は無様なくらいに
噂が好きな生き物だよ?
あと、私はこれでも女だし。
その二つを掛け合わせるだけで
大体どうにでもなると思わない?」


私の人生とは異なり、
真っ直ぐに行き続けてきてきた土方さんに、
汚れた人生で
培った作り物の笑顔を向ける。


土方さんの眉間に皺が寄る。



「さ、そろそろ帰るかな。」


そう言って私は立ち上がり、
土方さんにに
目をくれることなく
通り過ぎようとした。


「おい、待て。」


まぁ、
半分予想はついていたけれど、
案の定土方さんは
私の腕を掴み
通り過ぎるのを制止した。

/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp