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銀魂 短編集

第16章 土方 居場所


「久しぶり、土方さん。」

「お前、今までどこに…!!!」


抑えきれずに
声をあげる土方さんに向かって
私は人差し指をそっと唇に当て、
静かに、と制した。


「今まではねー。
どこにいたかな。
いろんなところを
フラフラしてた。」


土方さんから顔を背け、
再びミツバさんの眠る墓前に
目線を送る。


「この人が亡くなったって聞いたから、
嫌いな顔を見に帰ってきた。」


全く可愛げのない
笑いが零れた。

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