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銀魂 短編集
第15章 銀八 水分補給
「先生…?寝てる?」
少し離れた場所から
小さめに声をかける。
何も反応はない。
もう一歩、
もう二歩と近づき、
フワフワな髪の毛に触れられる距離の所に立った。
初めての距離。
無意識のうちに
そっと髪の毛に手を伸ばす。
「んあっ?」
あと数センチというところで、
先生は目を開け、
人の気配に対して
間抜けな声を発した。
私は咄嗟に、
自分の行動を隠すかのように
手を引っ込めるしかなかった。
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