第1章 銀時 花の金曜日
あー…私友達少ないんだった。
最近一緒にいるのは真選組の仲間達。
アドレス帳でさえむさ苦しい。
いや、別に嫌いってわけじゃないんだよ。
むしろみんなさっぱりしてて好き。
女特有のドロドロなんてないし。
男は男で色々あるらしいがそこはまぁいいや。
とりあえず、真選組の誰かと飲もうと思ったら気づいたら宴会になってるから今はパス。
毎日顔合わせてご飯食べてるメンバーと今更お酒飲んだって、特に変わりもないし…
「はぁぁぁぁぁ…」
まだ寝る時間とは程遠いけど、
布団をひいてそこに倒れてみた。
そうすると、全身の空気を吐き出したかのような溜め息が出た。