第2章 1日目
ちなみに元太と光彦、阿笠博士の3人は別の席で、哀と歩美、園子は隣の席で2人の外国人と同じ席だ。なぜかその外国人の1人に園子は口説かれているが。
「Bonjour。君みたいな美人に出会えた今日はとてもいい一日になりそうだイダッ!!何をするんだ!アーサー!」
「おい、言っただろ。今日はナンパをするなって。フェリシアーノだって控えているんだぞ!」
「相変わらず坊ちゃんは細かいねぇ」
「細かくねぇよ!」
「あ!俺のアイデンティティの髭を引っ張らないで!この眉毛!」
「あ゛?」
「あ、アーサーさん知り合い?」
怒鳴り散らかしながらアーサーさんはロン毛の金髪の男の人の顎を掴んだのを見た俺はこれ以上酷くならないように間に割るように話しかけた。
「……あー知り合いというか腐れ縁というか……」
「いーから!アーサーたち座りなよ!もうすぐ始まるんだぞ!おっさん達の喧嘩なんて見てても寒気が走るだけなんだぞ!」
「お、おっさん……?」
俺は少し困惑をしている間にアルフレッドさんの一声により2人は喧嘩をする手を止めて黙って座った。切り替え早いな。
「コナンくんも座ろ?」
「うん」
俺たちが座りしばらくすると会場は暗くなった。