【HUNTER × HUNTER】アナタの奥まで【R18】
第4章 訓練
仕事場所はゾルディック家から飛行船で2時間ほどで割とそう遠い場所ではなかった。
飛行船は途中まで私が運転し、途中からはオート運転をさせた。
目的地に着くまでの時間はイルミと向かい合わせに椅子に座って外を眺めることにした
彼はただ携帯電話をいじっていた
今日は一日中いじっているため何をしているのか気になったが聞くのも気が引けるためやめておく
「そういえば聞きたい事があるんだよね」
彼は携帯電話をいじる動作をピタッと止めると手で手招く動作をした。
こっちに来いという事だろう
静かにイルミの隣に座ると彼は逃がさないようにする為か私の腰をぐいっと自身の方へ寄せた
「オレの知らないうちにキルとどんな事をしてた?正直に話せよ」
「別に」
「ふーん、そういう事言うんだ」
すると彼は携帯電話をポチポチと少しいじると、画面を私に見せてきた
その画面にはキルアと私が映っていた。
手合わせの時の写真、キルアに押し倒されている写真、キルアにキスされている写真、その他もろもろすごい枚数のものがあった
なぜこんな写真があるのだろうか、驚きと羞恥心が混ざりあって彼の携帯電話を奪い取ろうとすると彼に阻止された
「で、これ何?」
「なんでそんなものを持ってるのか教えて」
「あ、コレ?昨日の変態野郎をちょっと探ったら出てきた。それでコレは何?」
何がちょっと探ったらだ。
その写真を掘りだすために今日一日中携帯電話をいじっていたわけね
割と思ってたよりもイルミはかなり性格が悪いのかもしれない