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【HUNTER × HUNTER】アナタの奥まで【R18】

第4章 訓練




「なに?」
「いや、何でもない」


イルミがその私の様子に気づかない訳がなく、なんだか少しめんどくさそうに私を見た
そしてはぁーあ、とわざとらしくため息をつくと私の顎を指で掬い、私と目を合わせるように伏せ目がちに顔を近付けた


「なにさっきの?怖いの?」
「怖い?まさか」
「ははっ、身体強ばってるよ」


彼は笑うと、ぱっと手を離した。
そして手馴れた手つきでコーヒーを作る装置を操作し始めた
ここに飲み物の種類書いてあるから下にコップセットしてからそれを押したら出てくるよ。あ、オレコーヒーはちゃんと淹れたやつが良いからこれ使ってよ。と、突然であったが説明してくれた。

そしてその後ついでというように


「何があってもお前は正直でいろ」


と一言言って元のいた場所へと戻って行った。
彼は先程と同じように携帯電話を再びいじり始め小1時間程この室内には彼の携帯電話をいじる音と彼のコーヒーの飲む音が響いた

コーヒーの香りがこの部屋全体に広がっていた


今日は12時からキルアと手合わせする事になっている。

そろそろ12時のためイルミに「今からキルアと手合わせだから行ってくる」と言うと、彼は「いや今日はこれからオレと仕事。だからキルのとこ行かなくて良いよ、どうせ場所も分かんないんだし」と言った

仕事あるなら最初から言って欲しかったと思い、思わずイルミを睨んでしまった

彼はただその私の様子を見て鼻笑っただけであった

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