【HUNTER × HUNTER】アナタの奥まで【R18】
第4章 訓練
「貴方に触れる為だけに今日のような邪魔の入らない好機を待ち望んでおりました」
「うぅ…」
彼は私の顎を掴むと唇を舐めるように指で撫でた。
嫌でしょうがないのに声が少し漏れる
「あぁ、貴方の唇をキルア様が奪ってしまったのはとても惜しく感じます。そしてこの可愛らしいお胸も、キルア様に触れられてあんなに感じてしまわられて…」
「なんで、あ、うっ…!」
なんで、何故彼がその事を知っているのだろうか。
まさか、見られていたと言うのか?
それを問おうとしたのだが彼が私の胸をゆっくりと揉み始めたため言うのを阻まれた
言葉に気を取られ、気づいた時にはもう遅く、私の口からは吐息が漏れるばかりであった
彼は更に興奮したのだろうか、息を荒くさせ「時間はまだまだありますよ」と耳元で囁いた。
背筋からゾワゾワと気持ち悪い嫌な感じがして、抵抗するためにもがき、彼を蹴りあげる
しかし今の体の状態では蹴ったとは言えど彼は少しふらついた程度であった
「それはもっとして欲しいという暗示ですか?」
「ちがうっ!やめて、来ないでっ…!」
どうやら蹴ったのは逆効果だったようで彼は更に興奮し、彼の固く盛り上がった股間中心部を私の身体に擦り付けてきたではないか。
気持ち悪い。
こんな気持ちを抱いたのは生まれて初めてだ。
「ふーん、オレの知らないうちにキルと楽しんでたんだ。」
目の前に居る彼の奥の方からよく聞き馴染んた声が聞こえた。
視線をそちらに向けると扉を背にして寄りかかる腕を組んだイルミがいた。
もしかして助けに来てくれたのだろうか。
そう思うなりイルミに懇願するように視線を向けた。
しかしイルミはただ私を見つめるだけであった。
「っ!!イルミ様!!」
目の前の彼もイルミに気づいたようで、驚いたのか勢いよく振り返った。
しかしイルミは相変わらず何にも動じせずに「あ、いいよそのまま続けて。丁度オレもそいつに媚薬の教育させようか迷ってたから。まあ丁度良いしね」と言うだけだった。
その言葉に私は絶句して言葉も出なかった。
いや、そもそもいつからイルミが私を助けるだろうなんて錯覚していたのだろうか。
彼が私の事を助けるだなんてそんな事まず有り得ないのだから。