【HUNTER × HUNTER】アナタの奥まで【R18】
第4章 訓練
喉から肺にかけて、いや、全身が熱い。
そして身体の中心に熱がこもっている気がする。
お腹の奥がきゅんきゅん♡として切ない
私は立っていられなくてぺたりと座り込んでしまった。
こんな変な感覚は初めてだ。
今はもうほとんどの毒を克服していたはずなのにおかしい、
本当にこれは毒なのであろうか
自然と生理的なものか目が潤み息が浅くなる。
目の前にいる男性を見上げると彼は頬を赤らめて興奮しているのか、どういう事か私の全身を舐め尽くすように眺めていた。
「少しお手首失礼致します。」
「んうっ」
彼はしゃがむと私の手首を掴んだ。
手首を掴まれただけだというのに私の口からは甲高い声が漏れた。
自分自身のその声に驚きと混乱を隠せずにいると、いつの間にか私の手首はひとつにまとめあげられ、手首は鎖に繋がれていた。
そしてその手首に繋がれている鎖を上へと引っ張られ、両手首は私の頭上へ、地面にはつま先が少し着くくらいにされた。
つまり私は宙吊りの状態にされてしまった。
何だか嫌な予感がする。
そう思い抵抗をしようとするが、今の身体の状態では逃げる事、それどころか全身に力も入らない。
「14号様!わたくしは貴方を一目見たときからお慕いしておりました!そしていつかこの様にして犯したいと考えておりました。今日この時間に私の夢が叶います…!…可愛らしい貴方をわたくしによくとお見せ下さいませ」
その言葉を聞いた瞬間、まずい。と頭の中で警報が鳴った気がした。
逃げようともがこうとする私の意思に反して身体は全く力が入らず、目の前の彼に顎を持ち上げられた。そして顎から首、胸から下まで指でなぞられる。
嫌でしょうがないのに私の口からは甘い声が漏れる。
「ああ、ようやく…ようやく…!僕のものになるんですね…!!」
そう目の前で喜び叫び興奮を隠しきれてない彼を見て恐怖で身震いした。