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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第7章 蒼炎と蕭索※ホークス


思ったより、状況は最悪の様だ。

衝動を完全に満たす時間を過ごしていた。

だから、こんなにも衝動を抑えられなくなっている。

「……剛翼を部屋に戻すから、ちょっと待ってろ。」

ホークスの言葉にゆらの顔がパッと明るくなった。

窓から剛翼がどんどん床に置かれていく。

その様子を見る事なく、ゆらはずっとホークスを見下ろしていた。

まるで楽しみにしている誕生日を迎える様な笑顔で。

そのゆらの姿を見て、ホークスは目を細める。

最後の剛翼が部屋に戻って来た。

「……1分…ソレで気分を昂らせろ。」

ホークス相手なら。

「十分♡」

ゆらは鎖を出すと、ホークスの体を締め上げた。

羽が無いので、しっかりとホークスの腕まで鎖が食い込んでくれる。

ゆらはその光景に、恍悦のため息を漏らした。

興奮し過ぎて、縛る力を入れ過ぎてしまった様だ。

ホークスの顔が痛みに歪んだ。

「…ホークス、痛い?」

嬉しそうにゆらはホークスに聞いて、そのまま唇を奪った。

相変わらず、相手を考えない喰らう様なキスだ。

獣の様にホークスの唇から舌、口内を喰らい尽くす。

ゆらに元々こんな加虐心があっのだろうか。

息が苦しくても、鎖が邪魔をしてゆらを退かせない。

「っゆらっ…」

辞めさせようと声をかけるが、すぐにゆらに塞がれる。

「…ホークス…ダメ…もっとしたい。」

ゆらはそう言って、目を伏せるとホークスの胸元に手を置いた。

ビクッとホークスの体が反応する。

その光景を見て、ゆらは自分の欲望のままに、ホークスの首元に唇を置いた。
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