第7章 蒼炎と蕭索※ホークス
無茶苦茶に喰らい付いても、壊れなそうだ…。
「…ホークス…、私で勃つの?」
ゆらのお尻にの下にあるホークスのモノは、さほど反応していない様に感じる。
「…あー…頑張るよ…。」
気まずそうに言うホークスに、少しイラッとした。
まぁ、最悪入れなくても、目的はゆらの衝動を抑える事だから。
ホークスはゆらの服の中に手を入れると、そのまま膨らみのある胸まで、手を移動させる。
彼の手が、お腹から胸まで撫でる間に、ゾクっと背筋に電気が走る。
ゆらの体を触る事に、戸惑いながらゆらの様子を見いる。
ホークスと目が合うと、明らかに情欲が足りない表情に、ゆらは目を顰める。
「…ホークス…。」
ゆらはホークスの名前を呼んで、彼の下半身に手を添えた。
「私にやらせて♡」
もっと昂りをゆらにぶつけて欲しい。
その昂りをさらに喰べつくすのが、ゆらの衝動だ。
「…いや、恐ろしくて、身を任せられない。」
ホークスは余計に青い顔をして、ジトッとゆらを見た。
何故荼毘もホークスも、ゆらにさせてくれないのだろう。
不満が顔に出る。
「やっぱり、いや〜、縛った方が落ち着く〜!」
ゆらはとうとう投げやりに寝そべった。
子供だ…。
無理かもしれないと、心が折れる。
「…いいから、集中しろ。」
叱るように言われて、ゆらは不貞腐れてホークスを睨む。
ホークスはゆらを抱き上げると、そのまま寝室に連れて行く。
この家で、この寝室に入ったのは初めてだ。
付き合いは長いのに、よく考えたら、彼の知らない所なんていっぱいある。