第7章 蒼炎と蕭索※ホークス
食事を終えると、片付けの最中は、大人しくリビングに居た。
普段より口数が少ないゆらに、ホークスは眉間に皺を寄せた。
片付けが終わると、ホークスはゆらの隣に座る。
「… ゆら。」
バツが悪いのか、自分を見ようとしないゆらに声をかけた。
ゆらはゆっくりとホークスを見る。
「…俺に、何て言われると思う?」
「……荼毘に会うな…。」
荼毘だったのか。
ホークスの目が、ぎゅっと歪んだ。
「……そうだな…、このままだとヒーローどころか、雄英辞める事になるぞ。」
ホークスの言葉に、ゆらは目を細めた。
ホークスは、はぁっとため息を吐いて、顔に手を置いた。
「…今は大丈夫か?」
「……ちょっと苦しい…。」
荼毘に会って、少し落ち着いた衝動が、またぶり返してきている。
「……ホークス……縛らせて…。」
そう言ったゆらの顔は、情欲によく似た顔でホークスを見ていた。
「……まずは、その衝動を落ち着かせる事を覚えよう。」
ホークスの言葉に、ゆらは眉間に皺を寄せる。
気に入らない様だ。
早く、ホークスを縛って、この衝動を落ち着かせたい。
そんな欲求がゆらの頭の中を支配する。
「…出来ない…。」
「大丈夫…。」
横を向いたゆらの顔を、ホークスは手で掴んだ。
そして、ゆらにキスをすると、無理やり舌を口の中に入れた。
「………!」
ゆらは受け入れたく無いのか、ぎゅっと目を顰めた。