• テキストサイズ

【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第5章 蒼炎を逐う※轟焦凍


ホークスの様に、ゆらの感情に当てられたキスでは無い。

触れるだけのキスでも、轟の気持ちが入ってくる様な気がして、ゆらはそのキスに身を任せていた。

「…秤は、何も感じない?…」

ただキスを受けてたゆらに、轟は伺う様に聞いた。

ゆらからを催促されている様だ。

「…私、下手くそだよ。」

ホークスに言われた事を思い出す。

「そんなの気にしないから、秤もしてみて。」

ゆらはギュッと目を顰めて、轟を見た。

ゆらは轟の頭を掴むと、彼の唇を喰むように咥えた。

少し逃げる頭を抑えて、唇を割って、轟の口内に舌を捩じ込んだ。

ゾクゾクッと、刺激が心地よく背中を走った。

繋がっている手をギュッと掴むと、ゆらは薄っすら目を上げて、轟を見た。

「…轟…。」

少し唇を離して、ゆらは呼んだ。

「…ん、もう少し。」

轟はそう言うと、ゆらに唇を押し付ける。

グッと、ゆらの腰を引いて、轟がゆらを布団に寝かせた。

轟の手が、顔の横に置かれて、ゆらは困惑した顔で轟を見上げた。

「…秤…、こっからどうしたらいいか分からない。」

チラッと見た、轟の下半身が膨れているのを見ると、ゆらは顔を顰めた。

「…轟、私も分からないよ…。」

こんな穏やかな衝動で、轟と何をすればいいのかなんて、分からない。

さっきのキスだけで十分に思えたのに、轟は違う様だ。

「じゃあ、俺のやりたい様にやっていい?」

轟はそう言うと、再びゆらにキスをした。
/ 366ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp