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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第4章 蒼炎を追懐する :ホークス


ゆらはコレから荼毘を探そうとしていた。

昼間は学校がある為、夜動こうとしていたのだ。

寮に入ったら、行動に制限が付く。

(っそんなのダメだ。)

ゆらはチラッとホークスを見た。

骨は折れるが、ホークスの力を借りないといけない様だ。

ゆらは一通り、上官の説明を受けると、何も言わずにそのまま部屋を出た。

ゆらと一緒にホークスも付いてきた。

やはりホークスはゆらに何か言いたそうだ。

そんなホークスを見て、ゆらは自分からホークスに声をかけた。

「…ホークス、アレ付き合って。」

毎回付き合ってくれる訳では無いが、今日は付き合ってくれるだろう。

「…あまり時間は取れないよ?」

ホークスがそう言うと、ゆらはニッコリ笑った。

丁度いい、ゆらもそんなに時間をかける気は無かった。




ホークスとゆらが向かったのは、2人がよく行く公安私有地の山だった。

ここで昔から、ホークスとトレーニングしていた。

今ではゆらは雄英に入り、ホークスもプロヒーローになった為、ここに来るのは久しぶりの事だった。

「ヒーロースーツは?」

私服のままのゆらに、ホークスは聞いた。

「今日はいい、慣らしの様なモノだから。」

ゆらは体を軽く動かしながら、ホークスに言った。

グッと体を伸ばすと、ホークスに向かって笑って言った。

「ホークス、今日は縛らせてね♡」

ゆらはずっとホークスを捕まえる事は出来なかった。

早すぎるホークスを、ゆらは捉える事が出来たためしがない。
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