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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第21章 オリジン※荼毘・死柄木










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目を開けると知らない天井だった。

いつ気を失ったのだろうか。



起こそうとした体はギシッと悲鳴を上げた。

体のあちこちが痛い……。

何も服を着ていない自分の体には、情事の痕とはとても呼ばない、色々な痕が残されている。



思い切り死柄木にいい様にされた様だ。

ゆらはチラッと隣に寝ている死柄木を見下ろした。



どの位寝ていたのだろうか。

まさかこうして、死柄木のベットの上で目を覚ます日が来るとは思わなかった。



無防備に寝ている死柄木に舌打ちしそうになって辞めた。

その代わり、死柄木の寝顔にそっと自分の顔を近づけた。

「……あんまり無防備でいると………すよ……。」



ゆらがそう言って、死柄木の顔から離れようとした時に、ガシッと頭を掴まれた。

「……目覚めが悪い……。」

そう言って死柄木は不機嫌そうに起きた。



ゆらは黙って、鎖が繋がれていない死柄木の手を見た。

不思議な事に、死柄木に触れられてもさっきの様な嫌悪感は無かった。



しっかりと五指で死柄木は頭からゆらの顔まで手を滑らす。

そして口元に手がくると、唇を親指でスッとなぞった。

ゆらは目を細めてその死柄木の様子を見ていた。



ゆっくりと死柄木の顔が近付いてきて、ゆらの唇に触れた。

そしてそのままゆらをベットのに押し倒す。










「思ったより濃い再開したようだなぁ。」

ドアの方から聞こえる声に、死柄木は顔を上げた。

顔を見なくても、声で荼毘だと分かっていたけど。



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