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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第20章 蒼炎乱舞※死柄木②


たいした愛撫もしないのに、死柄木はゆらの中に入ろうとする。

案の定、無理やり押し入れないと入りそうもない。



「死柄木……。」

ゆらが唇を離して死柄木の名前を呼んだ。

「そのままでいいよ♡」



ニッコリ笑って、ゆらはたいして濡れていない自分の中に、死柄木のモノを押し込もうとする。

「っ!!」

痛みで体が強張ったけどたいした事じゃない。



はぁ…と大きく息を吐いて、ゆっくりと死柄木のモノを押し入れていく。

「…いてぇな…。」

滑らないゆらの中は、死柄木にもキツそうだ。



死柄木の顰めた顔を見て、ゆらは恍悦の笑みが漏れた。



死柄木には快楽の顔より、痛みの顔の方が似合っている。



そう思えて、その顔に抑えられないほどの衝動が背中を突き抜けた。

痛みで歪んでいる死柄木の顔に手を触れた。

ぷくっと柔らかい死柄木の泣袋を親指でさすった。



ああ……やっと……。

この目を手に入れられる。



口角が大きく広がり、目を見開いて死柄木の目に親指を添えた。



その瞬間。

頭の中で死柄木の血を浴びて、恍悦に浸っている自分の姿が視えた。











「?!」

向き合っていた体が死柄木によって、再び床に押し倒された。

ゆらは死柄木の顔から離れた自分の手を見て目を見開いた。



伸ばした自分の手の先に、あの赤い目がゆらを見下ろしていた。



「余計な事考えてんな。」

そう言って死柄木はグッと無理やりゆらの中に全て押し込んだ。



「いったぁ…!!」

デジャヴの様な痛みに、今度は顔を顰めたのはゆらの方だった。


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