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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第20章 蒼炎乱舞※死柄木②


ああ…本当に…。




一瞬で引き込まれる。




全てがこの瞬間の為の準備だったかと言う様に、簡単に荼毘に堕ちる様だ。

ホークスが見たら、怒るかな…。

呆れるだけじゃ済まないだろう。




「…馬鹿野郎…。」

誰に?

もちろん自分に向けて言った言葉だ。




「…ここで欲しいか?」

ヌルッと荼毘の舌が抜けて、憎たらしい笑みを浮かべる。




「…荼毘…行かないよ…。」




荼毘と再開したのがホークスの家で良かった。

それでも、少しだけでも頭にホークスが過ぎる。

あの笑顔は壊しちゃいけない。




どうしようもない自分の。

たった1つの自分の居場所だから。




荼毘はの衝動は、今日ここで絶たなければならない。

それがたった1つ、ホークスに返せる恩返しだ。




「……それじゃあつまんねぇなぁ、ゆら。」

さっきより怒りが込められた目に、少しだけヒヤッとした。


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