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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第20章 蒼炎乱舞※死柄木②


前に会った時より、火傷の部分が広がっている気がする。

「……ああ…まぁ色々あったからな…。」

自分の手を見ながら言った荼毘が、そのままゆらに目線を移した。




「……会いに来てくれたのは嬉しいけど、ここホークスの家だよ?」

普通のヴィランなら、絶対に来ない場所だろう。

荼毘はチラッと流れているニュースを見た。




「アイツは忙しそうだしな。」

ニヤッと笑って言った荼毘の顔が、やはりニュースの事件に荼毘が関わっていると教えてくれる。




「で?お前が選んだ道がアイツの所なのか?」

最後の一歩は大きく、グッと荼毘の顔が目の前まで来た。

「…………そうだね…、今はホークスを頼りにしてるね。」




荼毘の目から、ゆらっと青い炎のカケラを見て、ゆらは笑った。

「……足りてねぇって顔してるぞ。」

荼毘の手がゆらの後頭部を掴むと、久しぶりに荼毘の唇が触れた。


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