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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第20章 蒼炎乱舞※死柄木②








『今日は家を出るな。』




「……………。」

ゆらは朝出かける時にホークスが言った言葉を思い出す。




(何か…いつもと違ってた。)

ポーカーフェイスはいつもの事だ。

だけど、長年付き合っているから分かる。




アレはゆらに隠し事がある時の表情だ。

それが分かってもすぐに気にならなくなるのは、そのホークスの隠し事を探って、今まで良かった事が無かったからだ。




経験上、ホークスが隠したい事はそっとしておくのが穏便だと言う事を学んでいる。




何もやる事が無く家に居るのは苦手だった。

ゆらはいつでも外に出たい。

不自由なんか感じない位に、この広い世界を走り回りたい。

自分の好きな様に。




高層マンションのベランダから外を見下ろした。

ホークスが守るこの街は、大きな事件が無く平和そのものだ。

これだけの都市で犯罪件数が少ないのは、やはりホークスの管轄だからだろう。




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