第19章 蒼炎と一騎当千※轟焦凍・ホークス
「?!」
ホークスはガシッとゆらを掴むと、体を起こした。
ゆらを抱き上げると、そのまま寝室に移動する。
「…こっちにしかゴムが無い。」
「…ああ…。」
その気になってくれたホークスに、ゆらは笑ってホークスを見上げた。
ゆらをベットに置くと、ホークスは自分の上着を脱いだ。
その様子を黙って見上げていると、ホークスがゆらを見た。
怒っている様な、諌めている様なその顔に、ゆらは目を細める。
早くその顔を情欲に染めたかった。
まだ理性があるホークスが憎らしい。
「…いつ来てもゴムがあるね…。」
しかも寝室に。
ここにはどれくらいの女の人が通っているのだろうか。
もしかして今、他に好きな人が居るのにしょうがなくゆらに付き合っているのだろうか。
「気分が下がる事言うなよ。」
全ての服を脱いで、ベットに上がって来たホークスが怖い顔で見下ろす。