第19章 蒼炎と一騎当千※轟焦凍・ホークス
ちゃんと?そんな事は必要無い。
ただこの衝動を抑えられればいいのだから。
「?!」
ゆらのその気持ちを分かっていても、ホークスはゆらにキスをした。
しっかり舌を絡めて、ゆらの情欲を受け入れる。
「は……ホークス…。」
唇が離れると、ゆらは吐息と一緒にホークスの名前を呼んだ。
やっとその気になったホークスにご満悦の様だ。
また喰われるのか…。
恍惚の笑みでホークスを見るゆらに、ホークスはそう思った。
ゆらはさっさと服を脱いだ。
寝室に行く余裕すら無いようだ。
服を脱ぎ終わったゆらの体を見て、ホークスは目を細めた。
少し前まで子供の様な体だったゆらが。
今では大人の女性と変わらない体付きになっていた。
どれだけ他の男に抱かれたのだろうか。
「…ホークス…早く…。」
待ちきれない様に、ホークスの服に手をかける。