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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第19章 蒼炎と一騎当千※轟焦凍・ホークス


ゆらは焦凍の手を握り返した。

「うん…ホテル取ってる。」

お互い目が合うと、その意味は言葉にしなくても分かる。

「……文化祭終わったら、秒で行く。」

恥ずかしそうに、それでも真剣な顔で言う焦凍に笑みが漏れる。


多分こう言う時間が幸せなんだと思う。

今日はいっぱい焦凍に甘えたい。

その気持ちに嘘は無いのに、やっぱり何処かポッカリ穴が空いていて。

いつの間には溜まったいる衝動がドロドロと全身を覆うのに、それほど時間は掛からなかった。







もうすぐヒーロービルボードチャートが開催される。

世間がそんな話題で持ちきりだった頃。

帰って来たホークスが真顔でゆらは緊張で体を強ばらせた。


ズカズカとゆらの前まで歩いて来て、ゆらの肩をガシッと掴んだ。

「……何?ホークス……。」

その迫力に、ゆらはゴクリと息を呑んだ。


「……荼毘には何処まで知られてる?」
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