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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第19章 蒼炎と一騎当千※轟焦凍・ホークス


「ホークス、剛翼外して。」

寝る時間になれば、普通にホークスの部屋に来る。

一度寝室に入れたのが間違いだった。

「…明日の取材はちゃんと受けるか?」

「……………。」

今じゃ最年少プロヒーローで注目度は1番なのに、メディア嫌いはイレイザー以上だ。

メディアからの取材を受けた事が無い。

取材の時間になれば、平気で姿をくらます。

結局ゆらはホークスに返事をしないで、ベットに潜り込んでくる。


「…………。」

背中からぎゅっと抱き付いてくるゆらを感じて、最初は衝動を抑える為だと思っていた。

だけど、ゆらは縛りたいとお願いはしなかった。


「…衝動は平気なのか?」

「…平気……週末焦凍に会うんだ…。」


少しはにかんで嬉しそうにゆらは言った。

雄英の文化祭に行くらしい。

もうホークスよりも、焦凍の方がゆらの安定剤になった様だ。

それは少し寂しかった。


「…焦凍くんはこうして一緒に寝るのは、嫌がると思うよ。」

「うーん……でもそうしたら、ホークス夜縛れないし。」

「?!」


ホークスはクルッと回って、ゆらの方を向いた。

「……縛ってるの?」

「勝手に縛ってる、寝てる内に、ホークスも寝てて気付いて無かった?」

ー気付かなかった。

ゆらの鎖は、ホークスには殺意も悪意も無いから。

ゆらはホークスが容認していると思っていたみたいで、バレてしまって怒られるのかもしれないと言う顔をしている。

ー何だ……俺が必要無くなった訳じゃ無いのか…。

そう思えたら、急にゆらを抱きしめたくなった。


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