• テキストサイズ

【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第18章 蒼炎の教育②※荼毘


さっきより、荼毘の語尾が強くなっている。

これ以上答えないと、本当に荼毘の機嫌を損なうのは分かっていた。

「……治崎から欲しい物があって、対価を払ってる…。」

これ以上は言いたく無い。

ゆらはギュッと目を顰めた。

「…欲しい物…対価…。」

ゆらの言葉を荼毘が繰り返した。

「対価はコレか?」

ギュッとゆらの胸を荼毘が掴んだ。

更に細くなるゆらの目に、今度は荼毘が顔を顰めた。

「……轟焦凍に、死柄木に……治崎ね……。」

スッと荼毘が手を離した。

離れたその手が今度は首に移動して、ゆらの顔に触れた。

「随分とヴィランらしくなったなぁ。」

そう言った荼毘の顔は嬉しそうに笑っていた。

その笑顔に目眩がする。

「どうだ?楽しいか?自分の欲求に従って生きるのは。」

荼毘の顔が近付いて来て、再びキスをされた。

舌が入ってきて、ゆっくりとゆらの口内を舐め回す。

「ん……荼毘……。」

たまらずに、ゆらは荼毘に腕を伸ばして、彼の首に巻き付ける。

ジャラっとゆらの手から鎖の音がした。

その後を聞いて、荼毘は目を開けてゆらの手を掴んだ。

「……今日はダメだろ?」

荼毘の言葉にゆらはショックを受けた様な顔をする。

せっかく素直に話したのに…。

「荼毘っ……。」

荼毘に懇願しようとして呼んだ名前を唇ごと塞がれた。

荼毘は片手で器用にゆらの手首を捕まえると、空いている手でゆらの体に触れる。

荼毘の手が服の中に入ってきて、すぐにゆらの乳房を掴んだ。



/ 366ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp